カメムシ対策を考える

カメムシ対策

 北軽井沢は日本にたくさんある田舎のひとつであり、全国的規模で起きているカメムシの大発生と無縁ではありません。
「ああ、紅葉が美しい」
 などとカーディガン羽織ってベランダに出ると、足元にはくっさいのがうろうろしているわけです。
 われわれ地球上の生物はみな、命を持つ仲間であり、宇宙船地球号の乗員であります。人類は理性をもって無益な殺生を拒むべきであります。
 が、「かれら」と一緒の部屋には住めません。嗅げばわかります。
 崇高な理想を一瞬で粉砕する、カメムシの威力。さわれば臭く、ほうきで掃いても臭く、干した洗濯物と部屋の中が大好きで、「あ、おかまいなく」とばかりに目の前を這い、それを手ではらうとやっぱり臭い。非常にやっかいです。
 対策を、講じましょう。

カメムシをよせつけない

 カメムシは寒い朝(10度以下)の日が何日か続くと、越冬の準備に入ります。
 その後、晴れた暖かい日になると活動をはじめ、越冬のために家屋など、雨のあたらない気密性の高いところを目指します。
 家に入りこまないよう対策を立てることで、いくらかの効果はあるようです。

1. 窓を閉める
 窓は開けっ放しにしないよう心がけましょう。
 カメムシはほんのわずかな隙間でも侵入してきます。タタミをのんきに歩くカメムシを見て、「いったいどこから?」と不思議に感じたことは誰にもあろうかと思います。
 いくら窓を閉めても、結局どこかしらの隙間から侵入を許すわけですが、できるだけのことはしておきたいものです。

2. カメムシ・クモスプレーを使う
 窓枠や外壁に噴霧する忌避剤があります。
 効果は二、三週間続き、カメムシに直接ふきつければ殺虫剤になります。

3. 虫よけハーブを使う
 カメムシはミントの香りを嫌うそうです。庭にミントを植える、ミントの鉢植えを置くなどのほか、虫よけ芳香剤でも効果があります。

カメムシを退治する

 忌避剤などで侵入するカメムシの数は減らせますが、完全にとはいきません。
 必ず一匹や二匹、床を歩いていると思います。カメムシ対策はむしろここからが勝負といえるでしょう。
 カメムシの悪臭はなかなか取れません。下手に刺激せず、ガスを出させないよう工夫しつつ排除することが肝要です。

1. カメムシコロリを使う
 ふきつけて、カメムシを一瞬で凍らせる(?)優れもの。カメムシにガスを出させる間を与えません。
 カメムシは足を縮ませて下に落ちますから、いそいで掃除しましょう。

2. ガムテープで密封
 歩いているカメムシの背中にガムテープを押し当てて、そのまま包むようにたたんでしまう方法。密封するように粘着面を貼りあわせるのがコツです。そのまま燃えるゴミに捨てられます。
 絨毯のほこりをとる粘着ローラーのシートなどでも代用可。

3. ティッシュでつまむ
 何枚か重ねたティッシュでつまんで、そのまま包んで捨てます。半端に包んだだけではやがて這い出てきてしまうので、できればつぶしてしまうのが望ましいです。
 失敗すると指先に臭いがつきますが、緊急時には有用な方法だと思われます。

4. 空きびんに落す。
 カメムシを見つけ次第、空きびんの中へ落としていく方法。びんに石鹸水を入れておくと落ちたカメムシは溺れ死にます。石鹸水なしでも、口を閉じて放っておけば死にます。
 天井にいるカメムシは、びんの口を天井に押し当てて横にずらして中に落としましょう。びんに石鹸水を入れてなければ、壁のカメムシも同様の方法で捕獲できます。
 床やカーテンにいるカメムシは、いちど厚紙や割り箸に乗せます。そのさい、無理強いすると臭いを出す危険があるので、自分から乗り移るよう、カメムシの進行方向に紙や割り箸で待ち構えます。たいがい自ら登ってくるはずです。
 あとは、びんの口でこそぎ落とすようにして中へ。

5. カメムシバルサン
 というのもあります。手に負えないくらい大発生していたら、一考の価値はあるでしょう。

 掃除機で吸い取る、という手段も、ありはありですが、送風口から臭いが出てくるらしいのでおすすめしません。

 越冬に成功したカメムシは、春になるとまたのこのこ歩き始めます。
 つまり、秋の発生時にできるだけカメムシの侵入を阻止すれば、春の発生はいくらかでも軽減するのではないかと考えられます。

 上記以外に、もっといい方法をご存知の方は、メールにて教えていただければ幸いです。
カメムシ、聞きかじり
 カメムシは、ゴキブリなどと同じく数億年前から現在と同じ姿をしているという、進化の究極に達した種、らしい。
 カメムシは、ひっくり返ると起き上がれず、そのまま死んでしまうらしい。また、自分の出した悪臭で気絶したりするらしい。
 カメムシの大発生と花粉症にはつながりがあるらしい。というのも、カメムシは杉の木の皮に卵を産み、杉の実を食べるため。スギ花粉が大量に飛散した年は、豊富な食料にめぐまれるため、カメムシは大発生する。
 カメムシは、噛む、らしい。粘膜などの敏感なところを噛まれると、腫れることもあるらしい。