位置
北軽井沢は名前のとおり軽井沢の北側約30kmにあります。軽井沢は長野県軽井沢町ですが、北軽井沢は群馬県長野原町大字北軽井沢であり、市町村名ではなく地名です。その長野原町の南側約1/3ほど、東西南北約10km四方の範囲になります。土地の形状は浅間山の裾野に位置する感じで南側から北側になだらかに傾斜しており、全体的には平坦な土地です。首都圏からだと車の場合、関越道〜上信越道経由で2時間程度、鉄路であれば新幹線で軽井沢を経由してバスかタクシーを乗り継いでやはり、2時間程でしょうか。
気候
標高1100〜1300m付近の高原地帯に位置しています。気温は標高が100mあがる毎に0.6℃下がるといわれていますから、主な大都市圏の標高0m地帯よりは6℃〜8℃低い計算になります。また大都市のようなヒートアイランド現象も無いので、実際にはもっと差があるかもしれません。その為冬の寒さは厳しいです。一番気温が下がるときで-20℃ほどになり、全国の天気予報を見ると、どうも北海道の札幌よりは寒いようです。雪の量は新潟や北陸に比べたらたいしたことはありません。新潟は積雪量2mとか3mとか聞きますが、北軽井沢は50pぐらいでしょうか。
対して、夏は冷涼で湿度が少なく大変すごしやすいです。最高気温が25℃ぐらいで、クーラーを入れている家庭もあるようですが、私の家にはありません。小型の扇風機はありますが、使用するのは数日程度です。北軽井沢の一番の魅力はこの夏場の気候にあるのかもしれません。
交通
北軽井沢での移動手段といったら、なんと言っても車です。車が無いと生活できない・・と言ったら言いすぎですが、普通に文化的に生活するためには欠かせないといって良いでしょう。また、電車はありません。バスはあることはありますが、本数が少なく地元の人は、ほとんど利用しません。自転車もなだらかな坂道が多く歩道もあまり整備されていませんので向いていません。
冬は路面が凍結するために冬用のタイヤに履き替える必要があります。また、国道や町道・管理料を徴収しているような大きな別荘地は除雪してくれますが、小さな別荘地の道路・私道等は除雪してくれません。これから北軽井沢に永住してみようかな・・ と考えている方は、購入しようとする土地の除雪体制がどうなっているのか、チェックする必要があります。
医療・役所・教育
北軽井沢の地名がつくところには人間の医療機関はありません。(動物はあります)一番近い医療機関は北軽井沢より5q程離れた「長野原町へき地診療所」になりますが、当番医が一人週5日程しかも午前中にいる程度なので高度な医療は期待できません。そういった意味では、一番近いのは長野原町大字大津にある「西吾妻病院」や「桜井医院」になるでしょう。車で20分〜30分かかります。
役場ですが、上でも書いたとおり北軽井沢は長野原町大字北軽井沢なので、転入・転出・出産・死亡等各種届出は長野原町役場に行くことになります。やはり車で20分程度です。
学校は、幼稚園が応桑幼稚園(車で7〜8分)です。父兄は車で送り迎えか、バスでの通園です。小学校は北軽井沢小学校があります。北軽井沢らしく校庭が広いです。中学校は西中学校(車で6〜7分)になります。高校・大学は北軽井沢地内にはありません。
遊び・食事
北軽井沢での遊びといったら、やはりアウトドア系になるでしょう。夏ならゴルフ・オートキャンプ・渓流釣り・テニス。冬ならスキー・スノボ・・ といった感じです。アミューズメント的な施設もあることはありますが、暇つぶし程度・・ という感が否めません。夜の遊びは数件のスナック・居酒屋がある程度です。また、カラオケが歌える店はありますが、カラオケボックスはありません。
外食も夏と冬で、だいぶ違いがあります。北軽井沢は避暑地として知られており、夏は多くの観光客が訪れるので、それを当て込んでレストランなどが多く営業していますが、冬場は観光客が少なく、採算が合わないためか営業している店舗が極端に少なくなるのが実情です。特に夜間に営業している店は悲しくなるぐらい少ないです。
基本的には北軽井沢に来たら自宅なり、別荘で家族とのんびり・・ というのが、夜の正しい過ごし方だと思います。
買い物
北軽井沢で一番不便を感じるのが買い物です。店舗が少ない上に物価が高いようです。日用品は一通りそろうのですが、それ以外の生活雑貨・・ 例えば書籍・CD・レンタルビデオ・DVD・子供のおもちゃなどの娯楽的なもの、ホームセンターに売っている様な園芸用品や建築材料・カー用品・電気製品など、靴や被服などの衣料品の充実度が不足しています。
その為、私自身は北軽井沢ではほとんど買い物せず、休日に長野県の佐久方面まで、まとめて買い付けに行きます。車で小一時間かかるのですが、ジャスコやカインズホーム・大手スーパーがありますので、家族と一緒に買い物をしながら食事をしたり、散策したりするのが、私の休日の過ごし方になっています。
また、最近はネットショッピングと言う強い味方がありますので、大変便利になりました。ADSLもあるし、ちゃんと宅急便が来ますよ。(笑)
その他
その他、北軽井沢ならではの注意しなければいけない点としては、気候の所でも少しふれましたが、冬場にあらゆるものが凍結するということです。凍結するという事は液体が固体になるということですが、水は凍ることにより液体の時より体積が10%増えます。1gの水が1.1gの氷になるということです。この現象が、冬場の日常生活に思わぬ害をもたらすのです。特に注意したいのが水道管で、家の外壁に配管してある水道管は夜間に凍結し、水道管の中に満たされている水が上記のとおり10%膨張し行き場を失って水道管を破裂させるのです。それが、そのままマイナスの気温なら凍ったままですが、やがてはプラスになりますので、その水が融けて駄々漏れするという事になります。また家の外壁に配管してある水道管のみならず、屋内の蛇口付近も家を数日間留守にするような場合は注意が必要です。暖房をしないわけですから屋内であってもマイナス10℃程になり、同じ現象で水道管が凍結・破裂します。
また、建物を建築する場合も、特に地面に接する基礎部分に注意が必要です。地面の土も水分を含んでいますので凍結すると膨張しますが、その凍結する土の上に基礎があると凍結の膨張分だけ建物を持ち上げてしまうことになります。それが、春になると土が融けて今度は、その持ち上がった分だけ建物の自重で下がることになりますが、均等に下がることはまずありませんので、建物が傾斜してしまう・・と言うことになるのです。
これらを防止するためには地元の水道屋さん・建築業者さんに相談するのが、一番でしょう。いろいろなノウハウをもっていますので、新築・改築等考えている方は大手のハウスメーカーの安さに流されること無く一度相談してみてください。特に水道関係は保守点検管理をしなければいけませんので地元の業者に頼んだ方が絶対いいと思います。
北軽井沢の魅力
以上、ネガティブな面ばかり強調した案内になった感がありますが、最後に私が感じる北軽井沢の魅力について書いておきましょう。
一番はやはりなんといっても、夏場の快適さだと思います。特に朝が気持ちよく、晴れた日は散歩するもよし、ベランダでコーヒーを飲みながら新聞に目を通すのもよし、と最高です。朝はどこの土地でも気持ちいいものですが、小鳥のさえずりを聞きながら新鮮な空気にふれる気分は別格だと思います。昼は高原地帯のせいか日差しは都会より強い感じがしますが、日陰に入れば一転心地よい風が気持ちいい涼をもたらしてくれるでしょう。ドライブする時はクーラーをけして窓を開けて走りたいものです。都会のようなまとわりつくような湿気が無くサラサラとしたさわやかな風を感じられるはずです。また夜は、日によっては寒いぐらいで、毛布一枚で寝るのは危険です。薄い布団を用意したほうがいいでしょう。私は以前埼玉に住んでいましたが、夏の暑さに辟易し地元の北軽井沢に引っ越しを決意しました。(笑)
二番目は大自然です。まず、北軽井沢のシンボル的な浅間山が、たいへん雄大で美しく見るものを圧倒します。とくに雪が降った後、真っ白に雪化粧した浅間山は冬場の空気の透明度もありハッとするほど美しく、普段見慣れていても、改めて大きな存在感を感じてしまいます。また、植生では、さわやかな白樺やカラマツ林が多く見られたいへん美しいです。北軽井沢という土地は田舎は田舎なのですが、日本昔話に出てくるような山あり谷ありの村と言う感じではなくヨーロッパのスイス辺りの高原みたいな感じで(行った事はありませんが(笑))そこがひとつの魅力になっていると思います。
最後に、適度に田舎だと言うことです。まず、地価が安いです。場所によりますが一坪10万円以上するようなところは無いでしょう。高いところでも、5万円ぐらいで安いところだと、1万円を切るところもあります。安い土地は安いなりの理由があるわけですが、軽井沢のような超有名リゾート地よりも同等の条件ならば確実に安いと思います。また、軽井沢などは夏場に交通渋滞があったり、店舗が混雑したりと都会にいるのと変わらないような気分になることもあるのですが、北軽井沢は幸か不幸かはそれほどのことがありません。基本的に北軽井沢は「スローライフ」をおくる場所なのだと思います。避暑や休養をしたい人向きで、短期の旅行・宿泊でアミューズメント的な遊びを求めるよりは、別荘を購入し数週間生活したり、いっそのこと永住するほうが北軽井沢の魅力がわかるでしょう。
最後に
北軽井沢に住んでいる者として、当地の魅力を感じていただき、訪れていただいたときのお役立ち情報を提供でいれば、と思い当サイトを立ち上げました。ご活用いただければ幸いです。